近喜は近江の国（今の滋賀県）から京の地に遷った近江屋喜八が天保５年(１８３４年）に創業いたしました。
当時の屋号は「湯葉喜」で湯葉作りが中心であったと伝えられております。
三代目の頃、日本で初めて発動機付きの石臼を導入し近代的な豆腐作りを始め、屋号を初代の名前にちなみ「近喜」と改めました。六代目となりました今も大豆にこだわり使用する大豆はすべて国内産丸大豆です。
日本全国の農家の方々に作っていただいている安全で美味しい大豆を独自に研究配合し個性あるお豆腐を作り出しております。
豆本来の味を活かした近喜のお豆腐をぜひご賞味ください。

音更大袖振大豆

北海道十勝平野でつくられる甘味が非常に多い大豆で、ソフラボンが通常の大豆の２倍ほどになります。

岩手みどり

みどり色のきれいな大豆で、非常に甘味があり上品な風味を持つ大豆です。

越前大野赤大豆

減農薬無化学肥料の農場でつくられる甘味のある赤色のきれいな大豆です。

宮城県白目大豆

色調がきれいな甘味のある大粒の大豆で、近喜ではおぼろ豆腐にブレンドされています。

サチユタカ

フクユタカとエンレイを交配させたたんぱく質の多い新種の大豆です。

エンレイ

たんぱく質の含有量が多く、しっかりとコシのある風味豊かな油揚げを作ることが出来ます。

さとういらず

その名の通り、お砂糖も要らないぐらい糖分の多い大豆です。減農薬無科学肥料栽培です。

越前大野の土地は福井県の東北部に位置し、まわりを深い（高い？険しい？）山々に囲まれた盆地です。山々から盆地へ九頭竜川が流れこみ、越前大野のいたる処で湧き水が生じています。山々の雪解け水が長い時間をかけて自然によってろ過されたその水は名水として知られ、名水百選（環境省選定）にも選ばれています。このような豊かな自然、とりわけ良質な水の中で当店の大豆は育っています。

アロサール菖蒲池さんでは、減農薬・無化学肥料（福井県認証）での栽培で、なるべく自然に近いかたちで、なるべくたくさんの大豆が収穫できる取り組みをされています。「減農薬」は「通常の50％以下の農薬で栽培すること」が、また「無化学肥料」は「化学肥料を使わないで栽培すること」が基準です。具体的には、農薬は除草剤・殺菌剤・殺虫剤を各1回のみに留め、ほかの害虫退治には竹酢液を使っています。肥料は、発酵させたにわとりの糞を使い、土壌の栄養を補給するために無機肥料を使っています。