ここでは、それぞれの豆腐の作り方を紹介しています。
おぼろ豆腐の作り方
豆乳ににがりを合わせて固めた豆腐を、水にさらさずに杓(しゃく)ですくったものです。汲み出し豆腐・寄せ豆腐ともいいます。当店のおぼろ豆腐は豆腐の柔らかさと甘みをより引き出すために、「音更大袖振」と「ミヤギシロメ」をブレンドして作っています。
- ①できたての豆乳を68℃くらいになるまで冷まします。
- ②かき混ぜてにがりを入れ、合わせます。
- ③30分~40分ほどで固まります。
- ④杓ですくい、小分けしていきます。
にがり木綿豆腐の作り方
もめん豆腐は、木綿の布で豆腐を包み、重しをして水気を切った豆腐のことをいいます。当店の「もめん」は一般的な「もめん豆腐」に比べなめらかです。また、にがり(苦汁)とは、海水から塩を作った後の残りの成分です。主に塩化マグネシウムでできています。なめると、とても苦いです。
- ①まず、型箱に木綿の布とシートを敷きます。
- ②中にできたての豆乳を入れます。65~68℃になるのを待ちます。
- ③にがりを入れ、よくかき混ぜます。泡を取り、固まるのを待ちます(30分~40分)。
- ④固まったら、シートを抜き布で覆い、重しをします。
- ⑤30分ほど押さえればできあがりです。
にがり絹ごし豆腐(またはみかげ・おむぎ・緑雨豆腐などの変わり豆腐)の作り方
にがりを使ったきぬごし豆腐で、絹のようになめらかな食感(のどごし)の豆腐です。「きぬごし」とは、実際に絹を使うのではなく、そのつるつるとした食感のことをいいます。きぬごしの場合、温かい豆乳ににがりを混ぜるより、冷たい豆乳ににがりを混ぜる方が、よりなめらかに豆腐が作れます。
- ①豆乳をあらかじめ冷やしておきます。
- ②容器に豆乳とにがりを入れます。
- ③泡立てないようによく混ぜます。
- ④電熱器にかけて、80度まで加熱します。
にがりを入れる前に、練りごま(みかげ豆腐)・小麦胚芽(おむぎ豆腐)・抹茶(緑雨豆腐)を混ぜておけば、変わり豆腐になります。
鍋とうふ
温豆乳に酵素を混ぜて作ったにがりきぬごし豆腐です。絹ごし豆腐でありながら、鍋料理などでも煮崩れしないようになります。
- ①お鍋で煮ても豆腐が崩れないようにするための酵素を型箱に入れ、水で溶きます。
- ②それから、型箱に豆乳を入れます。
- ③68℃くらいになるまで待ちます。
- ④かき混ぜてにがりを入れ、合わせます。
- ⑤30分ほどで固まります。
- ⑥水の中で冷やし切り分けます。