だいぶ暖かくなって、ようやくサイクリング熱も高まってきた矢田です。
先日は木津川のサイクリングロードを使って奈良公園まで行って、鹿と戯れてきました。
↑嵐山では鹿に逃げられましたが、ここの鹿はすぐに寄ってきます。さすがです。
「さとういらず」大豆をご紹介します
今回は、湯葉とうふに使っている「さとういらず」大豆をご紹介します。
↑大粒、そして芽の部分が黒いのが特徴です
「さとういらず」大豆は新潟県津南町(つなんまち)で昔から作られてきた在来種と言われています。
当店では福井県・越前大野のアロサール菖蒲池さんが作ったさとういらず大豆を使っています。
↑真ん中の方が代表の松田さん。越前大野は名水のまちとしても有名です
とても甘みがある大豆です
新潟も福井も日本海側の雪深い場所。
「北の大豆は糖分が多く、南の大豆はたんぱく質が多い」の目安通り、「さとういらず」大豆は、とても甘みが強いのが特徴です。
名前からして、そうですよね。「砂糖がいらないくらい甘い」ところからついたと言われています。
そして、「甘みの強い大豆は豆腐に固まりにくい」の目安通り、さとういらず大豆の豆乳はなかなかきっちり豆腐に固まりません。
(成分表が手元にないので断言はできませんが、たんぱく質が少ないからだと思います)
その特徴を生かすべく、当店では、「湯葉とうふ」の豆腐に「さとういらず」大豆を使っています。
湯葉の甘みや食感と一緒になれる、甘くて柔らかい豆腐にしたかったからです。
結論、甘いです
というわけで、「さとういらず」大豆の特徴は、“甘い”に尽きます。
大豆の甘さの印象は、品種ごとに違います。
たとえば、「岩手みどり」大豆の香ばしい甘さ、「赤大豆」のすっきりした甘さ、などなど。
「さとういらず」大豆は、いわゆる“甘い”です。しいて言えば、自然な甘さといったところでしょうか。
今でこそ、甘いものはいっぱいありますが、昔は甘いものは貴重だっただろうし、
だからこそ、「さとういらず」大豆はずっと農家さんに守られて作られてきたのかなぁ、と
想像します。